住宅ローン繰り上げ返済とは?

住宅ローン繰り上げ返済とは?

住宅ローンの繰上返済とは「毎月の約定返済とは別に、まとまった額を返済する」という方法です。

 

繰上返済には「利息部分を節約できる」というメリットがあります。ただ、残念ながら「繰上返済をやみくもに行った結果、生活が立ち行かなくなってしまった」という方もいます。そのため「計画的で無理のない繰上返済」を行うことが必要です。

 

繰上返済の考え方としては「借り入れ期間が長ければ、それだけ利息が発生してしまうので、まとまった金額を早めに返済して、返済した元本部分にかかる利息を、節約しよう」というものです。

 

繰上返済は、一定の金額以上をまとめて行う必要がありますが、早い時期に行ったほうが、繰上返済の効果が上がりやすいと言えます。

 

繰上げ返済には「期間短縮型」「返済額軽減型」があります。「期間短縮型」は繰上返済後の月々の返済額は変わりませんが、返済期間が短くなるという方法で、返済総額を減らすことができます。また「返済額型」は毎月の返済額を軽減する方式のことで、返済期間は変わらないタイプです。

 

一般的に「期間短縮型」のほうが、返済総額をより多く減らすことができるのですが、ご家庭の状況によっては、返済額軽減型のほうが向いている可能性があります。繰上返済を行った分、貯蓄が減りますので、その上に今までと同じ、月々の返済を続けていかなければならない、となると経済的に苦しいというご家庭も、あるかもしれません。

 

「数年後には、お子さんの学費が必要なくなる」「数年経って、子育てが一段落したら、妻が働きに出る予定である」といった場合には、繰上返済のタイミングをその時点まで待って、手元に生活費を確保することを、考えたほうが良いかもしれません。

 

逆に「数年後には定年退職を向かえる」「親の介護費用のことを考える時期が来る」といった場合には、早めに住宅ローンを返し終わる計画を立てるのも良いかもしれませんね。

 

このように、繰上返済を行うのが良いかどうか、行うならそのタイミングはいつかということも、考えていかなければなりません。繰上返済に使ったお金は「自分の自由に使えるお金」ではなくなります。万が一の出来事に備えて「1年〜1年半くらいの生活費」を手元に残した上で、余裕資金で繰上返済を行うのが良いでしょう。

 

ケガ、病気、リストラなど何が起こるかわからないのが人生です。焦って繰上返済を行った結果、日々の生活が立ち行かなくなって、結局は自宅を手放さなければならなくなった、という方もいますので、注意が必要なのです。


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